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リアルタイムメッセージ No.593
2025年3月27日 記
心が震えるとき
先週は卒業式、そして今週は離任式(お別れの式)が行われた学校が多いのではないでしょうか。
教師という仕事をしていると、心が震える瞬間に出合えることがあります。
思わずグッときてしまうような感動を味わえる職業は、他にはありません。
その最たる場面は、やはり卒業式です。
また、離任する先生は、「お別れの式」でこみあげる涙をこらえきれないこともあるでしょう。
― それは、怒りや悲しみの涙の対極にある美しい涙です ― 。
「教師の仕事はブラックだ」などと報道されることが多くなりましたが、とんでもない。
教師の仕事は楽(らく)ではありません。
でも、やりがいのある楽しい仕事です。
令和6年度の自分に「お疲れ様!」。
そして、令和7年度も、教師としての誇りをもって歩んでいきましょう。
リアルタイムメッセージ No.592
2025年3月17日 記
最後に贈る言葉
いよいよ修了式です。
教室での最後の時間,子供たちにどんな話をしますか。
どんな洒落た言葉よりも、ほんのささいな一言がずっと心に残ることがあります。
それは、どんなお店の料理よりも、幼い頃に母が作ってくれたあの料理が今も心に残っている景色に似ています。
格言や諺が、これから進むべき道を示唆してくれることもあります。
各分野での「成功者」と言われる著名人の言葉に、「なるほど!」と納得させられることもあります。
けれども、それらは、結局は自分ではない誰かの言葉です。
自分にとっての座右の銘は、あくまで自分限定商品です。
それを横流しで安売りしても、他人の心には響きません。
飾らなくていいのです。
過度な演出もいりません
ありのままに…
自然体が一番いいのです。
担任の先生にしか伝えられないメッセージがきっとあります。
どうぞ自分らしい素敵な時間を子供たちと一緒に過ごしてください。
新著『退屈な道徳にさよなら 道徳授業がおもしろくなる技術』発刊!
佐藤幸司の新著『退屈な道徳にさよなら 道徳授業がおもしろくなる技術』が発刊になりました。
「はじめに」に,次のように書きました。
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道徳授業を毎週行っている先生方に,最も効果的に道徳授業をおもしろくする方法を伝えたい。
そして,子供たちに「道徳っておもしろい」と感じてほしい。
そんな願いを込めて,私はこの本を書きました。
そのためには,何をどう変えていけばよいのか。
本書では,その〈秘密〉を全6章に分けて具体的な実践例と共に述べました。
まずは手始めに,効率性も意識しながら退屈ではない道徳授業を実施してください。
その先にあるのは,自分らしい楽しい道徳授業の創出と子供たちの笑顔です。
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おもしろい授業をするには,そのための準備が必要です。
準備には,時間がかかります。
けれども,多忙を極める学校現場では,十分な授業準備をする時間がありません。
となると,まずは,「短時間で効果的な手立て」を知ることが大事です。
私がこの本を書いたのは,「多忙化解消か,手間暇をかけた授業準備か」という
多くの教師が抱えるディレンマを解消するためでもあります。
効率化を意識しながら,勘所を押さえて準備を整えれば,道徳授業がおもしろくなります。
道徳教科化7年目(中学校は6年目)となった今,退屈な道徳にさよならしましょう。
☆デジタル版機関誌 創刊☆
このたび,デジタル版機関誌『道徳のチカラ』が創刊となりました。
新・編集長は,川上大輝さんです。
デジタル版への移行に伴い,購読料は年会費2000円(季刊・年4回
発行)となりました。
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3月29日(土)午後 桃崎剛寿 役職定年 記念セミナー